グーグルのファミリーリンクの設定方法と使い方を順を追って記しておきます。自分の息子がスマホを持つようになったので、親が管理しなきゃと思い、頑張ってgoogleファミリーリンクの設定をしてみました。
ファミリーリンクは、子どもの一日の利用時間やアプリのダウンロードの可否、画面上に表示するアプリの種類などを親が管理できるものです。無料で利用できますので、ぜひ活用してみてください。
まずはGoogle Playストアで「ファミリーリンク」を検索し、保護者のスマホにアプリをインストールします。以下は保護者のスマホのスクリーンショットです。
インストールが完了したら「開く」をタップし、ファミリーリンクアプリを起動します。
googleファミリーリンクのチュートリアル(説明)が始まります。
昼と夜の利用時間の上限を設定できます。保護者が利用時間をコントロールできます。
アプリのスマホ画面上への表示許可やブロック、アプリごとのダウンロードの可否を設定できます。年齢制限で一律ブロックもできます。
子どもの端末がどこにあるのか、マップ上に表示されます。「え?オレ塾に行っていたよ!」と嘘をついてもバレバレです。
チュートリアルはここでおしまい。ファミリーリンクの設定を開始します。「次へ」をタップ。子どもの端末は、バージョン 7.0(Nougat)以降を搭載した Android 端末で利用できます。また、「バージョン5.0と6.0でも使える場合がある」ということです。
保護者は4.4(KitKat)以降のアンドロイドか、9 以降を搭載した iPhoneで利用できます。保護者の端末は結構古めでも大丈夫です。ちなみに私が設定した保護者の端末は5.1ですが、今のところ正常に動作しています。(2020年3月18日現在も正常に動作中)
ファミリーグループの管理者になりますか?との表示。お父さんでもお母さんでもよいので、管理時間の取れるメインで使用する方を設定しておきましょう。仕事中にアプリのダウンロード許可やメッセージが頻繁に入ってきますので。もちろん、後で保護者は招待者として複数登録できます。ただ共同管理はできますが、権限の大小があります。
「お子様はgoogleアカウントをお持ちですか?」普通持っていないでしょうから、「いいえ」
子どものgoogleアカウントを作成します。
10分ほどかかるそうです。ゆっくりとお茶を飲みながら待ちましょう。
googleアカウントを作成するので、「お子様のフルネームを入力してください。」とのこと。
子どものgoogleアカウントのパスワードを設定しましょう。メモすることを忘れずに。
保護者の同意を求められます。
確認のうえ、同意します。
この後、クレジットカード情報が表示されたら、「同意する」をタップしてください。クレジットカードを登録していない方は、ここで登録をしてください(もちろんデビットカードでもOK)。200円引き落とし後、すぐに200円戻ってきます。なぜか同じ200円引き落とし即戻しを2回繰り返していました。
グーグルアカウント作成完了です。
ファミリーリンク完成まであと少しです。
子どもの端末をファミリーリンクに接続します。
なぜここから英語なのじゃ?
Put your devices side by side.(あなたの端末を2台横に並べてね)
また英語ではないか!
Sign in as “○○” (○○としてサインインしてください。) Make sure you use “○○@gmail.com” (○○@gmail.comを使っても良いんだな?確認しろよ。)
Forget password? (パスワード忘れたの?じゃあこちらへ) For security, Google also asks parents to enter their password. (安全対策として、グーグルは保護者にパスワードを打ち込むことをお願いする場合もあります。)
おや?ここからまた日本語です。端末を接続しました。次にファミリーリンク画面のカスタマイズや設定を行います。
子どもの写真などをアップして、ファミリーリンク画面をカスタマイズしましょう。情が移ったらいけないので、私は写真などはアップしていません。利用時間などは情け容赦なくコントロールするつもりですので。
ここからコンテンツなどの使用制限の設定となります。
とりあえず、成人向けのサイトは可能な限りブロックします。子どもはブロックされているサイトへのアクセスを、保護者にリクエストすることもできるそうです。そんなのリクエストされても困るなー・・・。
年齢制限は12+にしているのですが、荒野行動を許可するのであれば16+に変更します。
セーフティサーチをON!
ファミリーグループの管理者は、ファミリーメンバーに対する購入の承認の設定を選択できます。こいつは何をしでかすかわからない、というような場合、無料のコンテンツであっても保護者の承認を必要とするので、「すべてのコンテンツ」を選択してください。いやいや無料はいいけど、有料版は絶対ダメだよ、という方は「有料コンテンツのみ」を選択してください。
次に利用時間の設定です。ファミリーリンクは、お子様のおやすみ時間(利用不可の時間帯)や、1日の上限利用時間を設定できます。
私は「小学生は21時に寝ろ!」派なので、21時からおやすみ時間帯としました。ずる賢い子は、朝早起きしてこっそりゲームをしようと企みますので、朝は7時から利用可能としました。1日の利用時間は2時間と、結構ゆるい設定です。
ちなみに2時間の上限に達したり、おやすみ時間になった場合、「上限に達しました」「お休みの時間です」などという表示がなされ、非情なシャットダウンが行われます。何か悪さをしたら、1日の利用時間をゼロ時間に設定してやるのです!
さて、保護者のスマホの設定はこれでおしまいです。次に子どものスマホに対してファミリーリンクの設定をします。まずは先ほど設定したグーグルアカウントで子どものスマホにログインします。
端末にファミリーリンクを設定する保護者のアカウント確認があります。表示されているアカウントに間違いなければタップ。
ファミリーリンクのプライバシーポリシーと利用規約に同意します。あなたが設定した機能やコントロールが、子どものスマホ画面に逐一表示されます。
ファミリーリンクマネージャーを子どものスマホにインストールします。「次へ」すすみ、「インストール」をタップしてください。
子どものスマートフォンの名前を設定します。自分が分りやすいものでかまいません。ファミリーリンクを設定する子どもの端末名が記されますので、区別するために端末名は残しておいたほうがよいでしょう。
アプリの確認。子どものスマホに、あらかじめインストールされているアプリの一覧が表示されます。ふさわしくないと思うアプリは、OFFにすると画面上に表示されません。
ビジネスマンじゃないんで、Booking.comなんぞ必要ありません。その他もろもろ表示OFFにしていきます。おっと、13歳未満だと、Youtubeは使用自体が出来ないようです。仕方が無いので、Youtubeは3DSで見てもらいましょう。
ファミリーリンクマネージャーの有効化
プロファイルマネージャーの有効化
バックアップとストレージの設定と同意。
端末を接続しました。これでファミリーリンクの設定は終わりです。「完了」ボタンをタップしてください。
ファミリーリンクで子どもの端末を操作する場合、設定を変更すると子どものスマホ画面に次のように変更の旨が表示されます。
「お?使える時間を削減しやがったな!」とか、親の操作で変更できることがすぐに分りますので、子どもが端末を使っている時にあまりいじらないようにしましょう。設定変更は子どもが利用していない時に。そして設定を変更したら、ご自身でスワイプして表示を消してから子どもに端末を渡しましょう。
「お願い、後15分だけ延長して・・・」と、子どもに懇願される羽目になりますよ。
私は子どもが悪さをした場合、利用時間は0分にしておきます。「3日間スマホ停止!」「良い子でいたら、3日後から1時間だけ復活ね。」
という具合に。